英語不規則動詞の暗記をちょっとだけ楽にするグループ分け

英語不規則動詞の覚え方

英語の不規則動詞は、全く不規則というわけではない。原形の時点で似ている動詞は、似たような活用をする。こういうのをまとめて覚えておくと、暗記量が減って勉強の効率がよくなる。

英語が得意な人は不規則動詞のリストを眺めた瞬間にこういうことに気付くのだけど、なかなか気付けない人も結構いるのでそういう人のために覚えておくといいグループを軽くまとめておく。

不規則動詞の一覧

以下に、中学で覚えておくべき単語を中心にグループ一覧をまとめた。高校生になると、もうちょっとだけ覚える量は多くなるが、下のグループを覚えておけば大体どれかに入るものばかりだ。

そのままグループ

・cut – cut – cut「切る」
・hit – hit – hit「打つ」
・let – let – let「させる」
・put – put – put「置く」
・shut – shut – shut「閉じる」
・split – split – split「割る」
・spread -spread – spread「広める」
・set – set – set「設置する」
・cost – cost – cost「(費用が)かかる」
・hurt – hurt – hurt「傷付ける、痛む」
・quit – quit – quit「やめる」

このグループの特徴は、もともとtまたはdで終わっていること。tやdにさらに-edを重ねると舌がもつれそうだから避けるのだ、と覚えておけばいい。ただし、visit-visited-visitedのように、tで終わるけれど無変化グループじゃない動詞もあるので、ルールを過信しすぎないよう注意したい。

DTTグループ

お尻がD-T-Tと変化するタイプ。

・build – built – built「建てる」
・lend – lent – lent「貸す」
・send – sent – sent「送る」
・spend – spent – spent「過ごす」

IAUグループ

母音が現在I – 過去A – 過去分詞Uと変化するグループ。

・begin – began – begun「始める」
・drink – drank – drunk「飲む」
・ring – rang – rung「鳴る」
・sing – sang – sung「歌う」
・sink – sank – sunk「沈む」
・swim – swam – swum「泳ぐ」

「ぎゅっとしてT」グループ

keep – kept – keptのように、真ん中の長母音がぎゅっと縮んで、後ろにtがつくタイプ。

・feel – felt – felt「感じる」
・keep – kept – kept「保つ」
・meet – met – met「会う」
・shoot – shot – shot「撃つ」
・sleep – slept – slept「眠る」
・leave – left -left「出発する」

・deal – dealt – dealt 「扱う」
・mean – meant – meant 「意味する」

meetとshootはもともとtがついているので、その場合は単に真ん中の母音が短くなるだけ。

下2つは綴りはそのままだけど、発音が上と同じように「ディール-デルト-デルト」「ミーン-メント-メント」と短くなる。

Wグループ

やたらとWが出てくるグループ。OW-EW-OWNグループと覚えてもいい。

・blow – blew – blown「吹く」
・draw – drew – drawn「描く」
・flow – flew – flown「流れる」
・fly – flew – flown「飛ぶ」
・grow – grew – grown「育つ」
・know – knew – known「知っている」
・throw – threw – thrown「投げる」

drawだけawだということに注意したい。

AY-AIDグループ

ay-aid-aidの変化をするグループ。

・say – said – said「言う」
・pay – paid – paid「払う」
・lay – laid – laid「横たえる」

saidだけ発音が「セッド」で、残りは「ペイド」「レイド」であることに注意。

ought/aughtグループ

過去形と過去分詞形が-oughtと-aughtで終わるグループ。

-ought

・bring – brought – brought「持ってくる」
・buy – bought – bought「買う」
・fight – fought – fought「戦う」
・think – thought – thought「考える」

-aught

・catch – caught – caught「捕まえる」
・teach – taught – taught「教える」

I-O-I+ENグループ

真ん中の母音が現在I – 過去O – 過去分詞Iと変化し、過去分詞の最後にENが付くグループ。

・drive – drove -driven「運転する」
・rise – rose – risen「昇る」
・ride – rode -ridden「乗る」
・write – wrote – written「書く」

派生動詞グループ

基本動詞と、そこから派生してできた動詞のグループ。※「派生」とは、一つのものから、関連している別のものが生まれること。

・come – came – come「来る」
・become – became – become「なる」
・overcome – overcame – overcome 「克服する」

・give – gave – given「与える」
・forgive – forgave – forgiven「許す」

・get – got – got「得る」
・forget – forgot – forgot「忘れる」

・stand-stood-stood 「立つ」
・understand-understood-understood 「理解する」

・take-took-taken  「とる」
・mistake-mistook-mistaken 「間違える」

まとめ

このリストを何となく頭に入れた上で、不規則動詞一覧表を5周音読すればだいたい頭に入っているはず。初めは不規則動詞がいっぱいあって驚くかも知れないが、どれも似たような活用をするのでそんなに恐れる必要はないのだ。

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