ブックスタンド(書見台)を購入したら読書が格段にはかどった話。

私は文庫本の小説を1日1冊くらいのペースで読んだりするのですが、あまり長い時間読書をしているととにかく肩が凝ります。肩こりのために読書時間が制限されるという悲しい事態が起きます。

そこでなるべく体への負担を減らし、読書生活を快適にするために、先日下記のアイテムを購入しました。しばらく使っての感想ですが、本当に買って良かったと思っています。

 

以下で画像付きで詳細にレビューしていきます。

 

デザイン

飾り気がなく、シンプルで良い感じです。スチールですので、安っぽいという感じはありません。

オモテ面。滑り止めのギザギザが下についています。触覚のようなアームのような2本の腕で開いたページをおさえて使います。
裏面。5段階で角度の調整ができます。簡単な仕組みなので、わざわざ裏返したりせずとも、表側から手探りで簡単に角度が変えられます。
畳むとこんな感じになります。文庫本よりは目に見えて大きいサイズ。厚みは300ページ弱の文庫本とほぼ同じになります。

重量は330gとまあまあの軽さです。あまり軽すぎても、本を置いたときに倒れてしまいますので、これくらいがちょうどいいのだと思います。持ち運びもできるくらいの重さです。

またカラーは白だけでなく、以下のようなアンティーク調のものや、ブルーや黒のものもあります。

使い勝手

角度調整

角度が5段階に調整できます。

最大傾斜だとこんな感じ。ふつうに机に置いて読書するのにちょうどいい角度です。もう少し直角に近づけたい場合は、ブックスタンド自体の下に何かを置けばさらにお好みに角度を調整することができます。
傾斜を一番緩くするとこの状態になります。私は基本的に最大傾斜で使っているのでこの角度はあまり使いませんが。まあ好みでしょう。

このように傾斜を付けると、背筋をピンと伸ばして疲れにくい正しい姿勢で本が読めます。おすすめは、机の上に直置きするのではなく、何か台になるようなものを置いてその上にこのブックスタンドを置くこと。そうすると背筋を伸ばしたときにまっすぐの目線の位置に本が来るので、猫背の改善にもなりますし非常に疲れにくくてオススメです。

サイズ感

サイズ感が小さめなのが、この製品と他の読書スタンドを比べたときの最大の違いです。文庫本を読む人は、間違いなく小さめのこれがおすすめです。

文庫本のような小さな本もしっかりおさえてくれます。2本のアームももちろん角度調整できるので、好きな強さでページをおさえることができます。アームで本のページを傷付けるということはありません。

 

大きな本(B5ノートサイズ)も意外としっかり支えてくれます。勉強机が狭いという学生さんにもお勧めです。
裏から見た感じ。まだまだ余裕たっぷりでした。台座がある程度広く、台座の下に滑り止め用のフェルトが貼ってあるので、重い本でもある程度は大丈夫そうです。
スマホも絶妙な感じでおさえてくれるので、長時間の動画視聴には良さそうです。

私はタブレット端末を持っていないので写真はありませんが、タブレットにも使えると商品紹介には書いてあります。また、楽譜も挟めるので、机上に置いて簡易的な譜面台として使うのもオススメです。

もっと大きいサイズの本を読むことが多い人は、大きめのブックスタンドの方がいいかもしれません。たとえば以下のもの。

ただ、上の2つは文庫本をおさえるのが難しいというレビューがアマゾンで散見されました。文庫本を読むことが多い人には、今回ご紹介しているブックスタンドをおすすめします。

 

ページ押さえアームの使い勝手

しっかりおさえてくれますが、もちろん一行分の文字は隠れてしまいます。
どうしたものかと思っていましたが、たいてい横から覗き見れば見えるということが分かったので、実はそんなに困りません。まあ手で本を少しずらせば良いのですが、ブックスタンドを一度使ってしまうと、読書中に手を使うということが億劫になるほどノーストレスなのです。

 

パソコン作業の横に

読書に限らず、本を参照しながらパソコンで資料作り等の作業をするといった場面でも非常に使えます。

 

レシピ本を見ながら料理したいというときにも、場所を取りませんし本が濡れてしまわないので非常におすすめです。

また、特殊な例ですがたとえば詰将棋を解くといったときにも、勝手に開いたままでいてくれるので思考に集中できて良いです。

まとめ

ブックスタンドは、とにかくストレスフリーで読書ができるのでおすすめです。特に文庫本のような小さい本を読むことがあるという人には、今回ご紹介したこの商品がおすすめです。

読書に限らず、料理や資料作りといった作業のおともに。あるいは勉強や詰将棋といった目的にもおすすめできます。

また、家に置きっぱなしにしておく分には、本を閉じないでいいのでしおりが要らないというメリットもあります。たとえばトイレに開きっぱなしにして置いておけば、毎日トイレに入るたび、わざわざ開くまでもなく前回の続きから本を読むことができるなど、工夫によってはいろいろと便利な使い方が考えられる商品です。

 

 

 

東大化学で高得点・満点を狙う効率的勉強法と参考書総まとめ

入試直前期、ぼくは直近10年間の東大理科(物理+化学)過去問で120点満点中平均117点取れていた。割合でいうと9割7分。しかも150分中、80分くらいで解けていた。もちろん二周目ではなくて初見である。したがって国内の同学年では、指折りのレベルで受験理科をマスターしていたといえる自信がある。

そんなぼくも、理科はもともと別に好きでも得意でもなくて、秋の東大模試では物理+化学で120点満点中40点くらいという、東大受験生としてはやや見劣りするくらいの数字だった。この結果には少しだけ焦ったが、センター試験から二次試験までの1ヶ月間の猛勉強で、冒頭のとおり過去問で満点近くとれるレベルまで達した。

この経験をもとに、今回の記事では短期間で東大化学を得点源にする効率的な勉強方法をご紹介する。ただし、決して怪しい裏道ではなく、王道かつ正攻法である。ぼく自身が中高6年間塾には通わず独学で通したので、今回の記事は同じように独学で頑張る人を対象としている。

 

基本の考え方

化学の得意・不得意について

化学は「理解・暗記・計算」がどれもハイレベルで求められる。生物ほど暗記は要らないし、物理ほど計算は要らない。しかし、そのどちらもハイレベルで求められるのが化学だ。

東大レベルの化学で高得点・満点を狙うためには、とにかく難しい問題をしっかりと理解し、「何を覚えていればその問題が解けたのか」を常に自問し、細かい細かい知識を埋めていく作業が必要だ。

しかし後述するとおり、化学については参考書や問題集が非常に充実している。したがって、多くの知識が求められるといっても、臆するには足らない。

理論+無機 vs. 有機

「化学は理論・無機・有機の3分野に分かれる」とよく言われる。「理論」とは物質量molや熱化学方程式に代表される計算分野であり、「無機」とは物質の色や水溶性などの物性(物質の性質)に代表される暗記分野である。「有機」とは、有機物の構造決定を主とする分野のことを指す。

しかし、東大レベルの問題では理論と無機はほとんど融合してしまっている。理論の問題に物性の知識が問われたり、無機の問題にゴリゴリの計算が出たりということはよくあるのだ。一方、有機分野は本当に独立した一分野という印象を与える。

したがって、初めから化学は「理論+無機」と「有機」の2つに分かれる、という理解でいた方が戸惑いが少なくて良いかもしれない。

付箋で覚える

化学については特に、ワンポイントで覚える知識が非常に多い。たとえば

注:このメモを書いた頃は東大の過去問で60点中45点くらいとれていた。高3の夏休み頃でこのメモの内容が分からなくても不安になる必要はない。

これはぼくの受験生時代の(汚い)メモで申し訳ないが、化学を極めようとすればするほど、こういう一文のメモ書き程度の分量で覚えないといけないことが山のようにある。これを全部専用のノートに書き連ねてもいいのだけど、ぼくのオススメはPost-it(特大)を使うこと。

Post-it 長方形 75x127mm

使い方は、

1. 覚えるべきことが出てきたらPost-itに書く。

2. それが出てきた問題集か参考書の表に貼る。

3. 1日経ったらその付箋をノートへ移動する。

4. 定期的に付箋がたまったノートも見直す。

2のステップで問題集か参考書の表に貼ることで、その日のうちに3回くらい自然とその付箋を見ることになるので、自然な反復学習ができる 。 直接ノートに書き込んでしまうよりも、初日の復習回数が自然と多くなるのが良いポイントだ。

問題集の解き方

問題集を解くときには、

1. 1分考えても分からない問題は答えを見ること。

2. 計算問題は極力ノートに書いて解くこと。

3. 分からなかった問題にチェックする。解けたけれど悩んだ問題にもチェックする。チェックが消えるまで2周、3周と解くこと。

この3点を守ってほしい。1.は時間短縮のためと挫折を防ぐため。2.は、分かったと思った問題でもいざ計算を進めてみると思ったとおりに行かずつまずくことが多いため。自分の「分かった」をあまり信用してはいけない。

3を守ると、1周目は7割近い問題にチェックがつくと思われる。だがそれでいい。2周目で25%、3周目で5%以下になっている。2周目3周目は解くペースも上がっているので、「何周も解く」という言葉の印象の割に、そこまで膨大な時間がかかるわけではない。

反復学習をシステム化する

人間の記憶と忘却のメカニズムについての研究が進んでいる。それによると、効果的な復習は、学習から10分後、1日後、1週間後、1ヶ月後…と周期を伸ばしながら繰り返していくことが大事だとされている。そうはいっても、学習したこと全てについて自分で周期を管理しながら復習するのは労力ばかりが大きい。おすすめは、自然に反復学習ができるシステムを作っておくこと。

これについては、上で紹介した「付箋で覚える」と「何周も解く」というのが良い反復学習のシステムとなる。この2つを実践することで、適度な間隔を保ちながら自然な反復学習ができるようになっている。

淡々と勉強できている友達を探す

周りを見回すと、勉強しているようで消しゴムを眺めていたり参考書を漫然とパラパラめくっていたり、1時間勉強しただけで昼寝や気分転換をしてしまったりしている人が意外と多い。もしあなたが本気で成果を出そうとするのなら、そうした人を見るのではなく、ただただ淡々と勉強し続けている人を見ること。そして、その人の勉強姿勢を真似ること。もしそういう人が周りにいない場合、あなた自身がお手本になること。

Be the change you want to see in the world. - Mahatma Gandhi

「世界に変化を求めるのなら、あなた自身がその変化となりなさい」

その他勉強全般に関すること

過去に書いた勉強のコツについてをご参照ください。

参考書・問題集(導入編)

この章では、センター試験を経て東大二次試験化学まで対応するための鉄板の書を紹介する。

参考書(導入編)

DOシリーズ

  

鎌田の理論化学の講義 福間の無機化学の講義 鎌田の有機化学の講義

学校の授業+α~センター試験のレベル感のシリーズ。評判はかなり良い。

東大入試レベルよりは遥かに下の内容ではあるが、高1~高2生で、学校の化学の先生がハズレだなあと感じている人にはオススメ。特に理論化学は先生の教え方によって理解度に差が出やすいので、一冊信用できる参考書があると安心。

このシリーズはどれも信頼できるが、「福間の無機化学」は特にしっかりと内容が整理されている。無機化学は学校で習っただけでは「ごちゃごちゃしてなんだかよくわからんな」という印象を受けがち。なので、きっちり整理してくれている参考書を手元においてパラパラめくっていると役に立つことが多い。Amazonで「なか見」で内容が見られるので、気になる人はチェックしてみると良い。

問題集(導入編)

基礎問題精講

化学 基礎問題精講 (略称:基礎問)

問題数が102題と少なめな分、解説が圧倒的に詳しい。物理でいう「物理のエッセンス」のように、問題数は少ないが基礎を独学で習得するにはピッタリ。信頼して質問できる先生がいない場合には、解説が詳しいこれが一番いい。

東大受験生にとっては、後で必ずやることになる「化学の新演習」と難易度的に被りが少ないので「化学の新演習」に入る前の一冊としておすすめできる。これをやったあとすぐに化学の新演習を解こうとするとかなり難しいと感じるかもしれない。自分の対応力や時間的余裕に応じて、すぐに「化学の新演習」をやるか、間にもう一冊中級編の問題集(後述)を挟むか考える必要がある。

なお、高校の授業が良くて、化学の基礎がきちんと理解できている場合には、このレベルの問題集は飛ばしてしまってもかまわない。Amazonで「なか見」で内容が見られるので、気になる人はチェックしてみると良い。

標準問題集

理系標準問題集 化学 (略称:標問)

問題数は202題と、多すぎも少なすぎもしない量。また解説も詳しい。東大受験生で、時間がまだまだ余っている高2生にはお勧め。東大志望の高3生であれば、このレベルにあまり時間をかけていられないので、より問題集の少ない、上記の基礎問題精講をオススメする。

標問と略される問題集はあと一つ(化学 標準問題精講)あってややこしいので略称には要注意。

問題集(中級編)

化学の新標準演習

 

化学の新標準演習 (略称:新標準)

左が新課程の方。右の「化学Ⅰ・Ⅱの新標準演習」は旧課程。といっても、化学においては新・旧課程は名ばかりでほとんど入試問題の内容に変更はない。

右の旧課程版でさえ359題と問題数が非常に多かったが、左の新課程版では560題と圧倒的な問題数。ただしこの増量分は「センターチェック」というセンター形式の選択式の問題がほとんどのため、うまく使える人には良い改変だ。解説も200ページ超えで非常に詳しい。

東大受験生としては、「化学の新演習」をやる前のステップとして利用したい。したがってこの問題集に手を出す場合はあまり完璧に何周もしようと試みず、高2~高3の一学期の間にさらっと終わらせておくこと。これをキッチリ終わらせてから「化学の新演習」も3周解くとなると入試にはとても間に合わない。

重要問題集

実戦 化学重要問題集 (略称:重問)

問題数は275問。国公立大学(旧帝大含む)受験には鉄板の問題集。良問揃いで問題数も275問としっかりしていて網羅性が高い。

「化学の新標準演習」と同じく、東大受験生が使う場合は、「化学の新演習」をやる前のステップとして利用することとなる。気になる問題150~200問程度でもいいので、高2から高3の夏休み前までには一周は終わらせておきたい。骨のある問題も多く、最難関大の受験勉強への橋渡しとしては一番おすすめできる問題集。一部の良問は、「化学の新演習」を始めてからもたびたび戻ってきて解きたいくらいだ。

ただし解説がそれほど丁寧ではないので、分からない部分を「化学の新研究」で独学で解決できる能力があるか、信頼できる先生がいる場合でないと使いづらい。

標準問題精講

化学 標準問題精講 (略称:標問)

問題数は102題。「標準」とあるが難易度は高めで、重要問題集のB問題レベルの問題が集められている。厳選された良問が多い良い問題集だが、網羅性に欠ける。東大物理で効率的に及第点を取りたければ良いが、高得点~満点を取りたいのであればやや網羅性不足。

参考書・問題集(上級編)

東大レベルはここからが本番。脳から汁が溢れ出るような努力を続けて道を切り開く。

参考書

化学の新研究

化学の新研究 (略称:新研究)

必須。これ無しで化学を勉強するのは、辞書無しで英語を勉強するのと同じ。一応参考書のくくりだが、辞書のような感覚で使うのがいい。これを初めから読み進めようとするのは無謀。問題集を解く際に傍らに置いておいて、問題集の解答解説を読んでも解決できなかった場合のみこの本を開いて解説を探すというスタイル。このように使用条件を限っても、入試までの間に相当回数本書を開くこととなる。

 

このように使う都度どんどん書き込んでいくと、時が経つにつれて最高のパートナーになっていく。

問題集

化学の新演習

化学の新演習 (略称:新演習)

目安: 大問1つ15分。1周するのに80時間。3周合計150時間。

問題数は331題とやや多め。「大問1つ15分では解けない」と思うかも知れないが、1分考えて分からない問題はすぐに答え(と新研究)を見ることで勉強を効率化していけば可能。何冊も手を出すより、この1冊を完璧にする。

解けなかった問題、解けたけど悩んだ問題にチェックして何周も繰り返すこと。ご覧のとおり、たとえばこのページは、ぼくが一周目に解いたときには悩まずに解けた問題は一問も無かった。一周目は7割以上にチェックが付くが、それでいい。徹底的な反復学習によってのみ力がつく。このやり方で3周やれば、東大化学の過去問で7割取れる力がついているはずだ。

有機化学演習

有機化学演習 (略称:なし。そのまま「有機化学演習」)

東大受験生としては、有機化学の知識の定着用として使いたい。全問解く必要はない。例題だけやるのでもOK。

東大受験では、簡単なことが多い有機分野でキッチリと9割以上取ることが重要になってくるので、知識に抜け漏れがあっては困る。知識の確認に東大受験生の多くが使い続けている定番の問題集。

こんな感じで基礎知識が綺麗にまとまっているので、買うつもりなら知識の整理のためにもなるべく早めの段階で。

25ヵ年

 

東大の化学 25ヵ年

必須。東大には東大の、繰り返し繰り返し出題されている題材や考え方がある。これは本当に驚くべきことなのだが、2~3年周期で同内容または同じ切り口の出題が何度も何度も繰り返されているのだ。東大の入試問題を作っているのは東大の教授なのだが、やはり教授にとってみても、東大の作風を守るという意味でも、実際の過去問と近い切り口・視点で出題しておくのが安心なのだろう。

新演習を3周すれば東大過去問で7割取れると書いたが、逆に言うと新演習だけでは極めても7割までしか伸びないように感じる。東大の過去問を10年分くらい解くと東大だけが繰り返し扱う題材や思考法がわかってくるので、その段階で初めて満点近くが狙えるようになる。

なるべくたくさん入試問題を解きたい人は、「25ヵ年」は少し昔のものを買って、最近の過去問は全科目セットの過去問で入手するなどの工夫をするとより多くの過去問が確保できる。

「25ヵ年」は年度順ではなく分野別に問題がまとまっているのが、使い方によっては使いづらい。ぼくは常に自分の実力を測りたかったので、切り離して年度別に並べ替えて化学とセットにして本番さながらに時間を計って解いていた。(注:裏表で別の年度の問題が印刷されていたりするので、切り離して年度ごとに解くのは結構管理が大変)

東大化学

駿台の講習「東大化学」に行くともらえる教材。めちゃくちゃ難しいので、東大理3を目指す人など東大化学で高得点を取る人が冬休み以降にやるような内容だけど、濃密でかなり使える。受験生時代にいろいろな講習に(タダで)参加した経験から言うと、駿台は講習教材の分量が圧倒的。1回駿台の志望大学の講習に出て教材だけもらっておくといい。写真のものは夏期講習でいただいたもの。冬期講習等でも多分似たような教材がもらえるはず(要確認)。

過去問演習

過去問を解く時期

新演習を3周解き終わってから取り組みたい。時期としては、二次試験の過去問は遅くとも冬休み前くらいには開始する。

それまでの間は、問題集で志望校の過去問を見かけた場合はなるべく避けるようにしたい。過去問演習をしながら常に自分の実力を測れる状態にしておくほうが自分の立ち位置が分かりやすいし、モチベーションアップにも繋がるので。

過去問演習と復習

過去問は解くだけで疲れてしまって、復習が疎かになってしまうという人も多いがそれは非常にもったいない。そうなってしまう一つの原因は、1年分の過去問を全教科まとめて解いてしまうことだ。たまにはそういうことをしてもいいが、基本的にはこれをするとエネルギーを使い果たして復習が疎かになってしまう。普段の過去問演習では復習の方が大事なので、復習のエネルギ-を残しておくためにも過去問は一教科だけで解いて、その都度復習するようにしたい。

150分のテストなら復習に1時間以上かかってしまうかもしれないが、新しい問題を次々に解くよりも確実に濃密な学びができる。ここをサボるのは一番やってはいけないことだ。

問題集から過去問の流れ

以下では、東大化学で高得点から満点を狙うための、効率的な参考書・問題集のセットを紹介する。

 

  

化学の新研究+重要問題集+化学の新演習+過去問

化学の新研究は常に傍らに置いておく。

重要問題集はさっさと終わらせ、化学の新演習を3週かけて完璧にする。その後、東大の化学25ヵ年を徹底的にやる。

高2生や学校の化学の先生があまりよくない人は、これら3冊に入る前に、導入編で紹介した参考書や問題集も用いた方が良いかもしれない。たとえば、DOシリーズと基礎問題精講など。

まとめ

化学は主体的に学び始めるまではさっぱり分からないものだ。高2までは多くの学生が、喜々として化学の授業をする先生を見ながら「何言ってんだこの人…」と内心思っているかもしれない。

ただ、自ら学んで、各単元の基礎的な内容が自分の言葉で説明できるまで理解できたときには、一気に学習した知識が有機的に結びつき始め、そこにぼんやりと全体像が浮かび上がってくる。そこまで辿り着くのはとても苦しいが、その先はあと少しで晴れ渡った世界が待っている。

最後に、「化学の新研究」「化学の新演習」「化学の新標準演習」という三冊の名著を書き上げた卜部先生とともに、受験生のみなさんに次の言葉を贈りたい。

苦痛なしには勝利なし、荊を避けては王座なし。

そこに、大学受験の枠を超えた学びがありますように。

関連記事:

東大物理で高得点・満点を狙う効率的勉強法と参考書総まとめ

東大物理で高得点・満点を狙う効率的勉強法と参考書総まとめ

入試直前期、ぼくは直近10年間の東大理科(物理+化学)過去問で120点満点中平均117点取れていた。割合でいうと9割7分。しかも150分中、80分くらいで解けていた。もちろん二周目ではなくて初見である。したがって国内の同学年では、指折りのレベルで受験理科をマスターしていたといえる自信がある。

そんなぼくも、理科はもともと別に好きでも得意でもなくて、秋の東大模試では物理+化学で120点満点中40点くらいという、東大受験生としてはやや見劣りするくらいの数字だった。この結果には少しだけ焦ったが、センター試験から二次試験までの1ヶ月間の猛勉強で、冒頭のとおり過去問で満点近くとれるレベルまで達した。

この経験をもとに、今回の記事では短期間で東大物理を得点源にする効率的な勉強方法をご紹介する。ただし、決して怪しい裏道ではなく、王道かつ正攻法である。ぼく自身が中高6年間塾には通わず独学で通したので、今回の記事は同じように独学で頑張る人を対象としている。

 

基本の考え方

物理の得意・不得意について

ある程度しっかり勉強すると、東大レベルの物理が得意か不得意かというのは、ほとんど数学の得意・不得意と一致してくる。

「習った法則を個別具体的な問題・事象に当てはめ」、

「ガリガリ計算を進める」

ことによって問題を解いていくという意味では、やっていることは数学も物理も大して変わらないからだ。というわけで、いま物理が得点源ではない人も、数学が得意な人は安心して勉強を進めればそのうち高得点が取れるようになる。

数学が苦手な人であっても、物理で出会う計算は決してそんなに複雑ではないので、速く正確に計算を進めていく能力さえあれば問題はない。

 

物理の分野について

物理には力学・電磁気学・熱力学・波動という4分野がある。原子は二次試験ではほとんど出ないし、センター試験では熱力学との選択なのでここでは無視ということで。

センター試験ではこの4分野からまんべんなく出題される。

二次試験では、力学と電磁気学で大問1つずつ、熱力学・波動のどちらかで大問1つという構成が多い。

必ずではないが、東大では第3問で熱力学と波動が毎年交互に出題されるという傾向がある。この辺の基本情報は、詳しい友達に聞くなり軽くネットで調べるなりしておくといい。

問題集の解き方

問題集を解くときには、

1. 1分考えても分からない問題は答えを見ること。

2. 計算問題はノートに書いて解くこと。

3. 分からなかった問題はすぐに参考書で徹底的に理解。その問題はチェックしておき、時間を空けてもう一度解く。チェックが無くなるまでこれを繰り返すこと。

この3点を守ってほしい。1.は時間短縮のためと挫折を防ぐため。2.は、分かったと思ってもいざ計算を進めてみると意外とつまずくことも多いため。自分の「分かった」をあまり過信してはいけない。

物理においては「理解する」ということがとにかく大事なので、解けなかった問題はすぐに参考書等で徹底的に理解することが大事。その場で理解できなくても、チェックしておいて先生に聞くなり後で戻ってくるなりして、なぜその答えになるかをしつこく追究するべき。化学は解法丸暗記でもいいが、物理は時間をかけてでも「理解」にこだわること。

なぜ理解が必要かというと、大学入試物理は覚えるべき範囲・分量が少ない分、あの手この手で視点を変えて出題されるからだ。したがっていかに深くまで対象を理解し、こうした揺さぶりに対応できるかが得点を左右することになる。

淡々と勉強できている友達を探す

周りを見回すと、勉強しているようで消しゴムを眺めていたり、参考書を漫然とパラパラめくっていたり、1時間勉強しただけで昼寝や気分転換をしてしまったりしている人が意外と多い。もしあなたが本気で目標を達成しようとするのなら、そうした人を見るのではなく、ただただ淡々と勉強し続けている人を見ること。そして、その人の勉強姿勢を真似ること。もしそういう人が周りにいない場合、あなた自身がお手本になること。

Be the change you want to see in the world. - Mahatma Gandhi

「世界に変化を求めるのなら、あなた自身がその変化となりなさい」

その他勉強全般に関すること

過去に書いた勉強のコツをご参照ください。

参考書・問題集

この章では、センター試験を経て東大二次試験物理に対応するための鉄板の書を紹介する。

参考書

物理のエッセンス

 

物理のエッセンス 力学・波動 物理のエッセンス 熱・電磁気・原子

定番の書。授業を一通り受けたあと(受ける前の独学でも使用可)、全体像のおさらいや問題の解き方の確認におすすめ。

よくまとまっていて、持っていて時間の節約になることはあっても無駄になることは絶対にない。よほどお金に困っているのでもない限り全員買うべきかと。参考書と問題集の間のような存在で、解説~例題の流れがスムーズ。

ただし、問題集として使うには微妙。その理由は3つある。1つめは解説がそこまで詳しくないこと。2つ目は単問ばかりで入試問題っぽくないこと。3つ目は東大受験生には問題が簡単すぎること。これらの理由から、問題集は別で用意して、この本は参考書として使うだけというのが贅沢だがいい。

「熱・電磁気」はそこまで評判は高くないが「力学・波動」の方は名著と名高い。高3の初め~夏休み前には仕上げておきたい。

漆原の物理

漆原の物理

上記の「物理のエッセンス」は、熱・電磁気・原子の評判はそれほどよくない。決して悪い本ではないのだけど、ちょっと凝縮しすぎていて、行間を読まないとあれだけではなかなか分かりづらいところもある。

そういうわけで物理のエッセンスが合わない人、物足りない人も中にはいるので、そういう人には「漆原の物理」をオススメする。化学でもオススメしたDOシリーズの書籍なので、化学でDOシリーズを使っている人は比較的馴染みやすいと思う。こちらにしてみたところで完璧ではないので、もやもやする人はエッセンスと両方使うか、努力で補うしかない。

問題集

物理は絶対的にオススメできる問題集があまりないのだが、その中でも信頼できる問題集を以下に紹介する。

重要問題集

実戦 物理重要問題集 (略称:重問「じゅうもん」)

問題数は155題。A問題139題、B問題16題。うち必解問題81題。

網羅性が高く良問も多く、物理の問題集への第一歩としては一番オススメできる。物理のエッセンスからのステップアップや、物理のエッセンスを読みながら解き進めるのにちょうどいい難易度。ただし解説がそれほど丁寧ではないので、独力で解決できるか、信頼して質問できる先生がいる人でないとやや使いづらい。

学校の授業があまりよくなくて、重要問題集さえあまりに難しい人は、良問の風から入るといい。

東大レベルならこれを一周やってから過去問演習でも良いが、できれば過去問演習までにもう一冊問題集をやるとスムーズ。

名問の森

 

名問の森物理 力学・熱・波動1 名問の森物理 波動2・電磁気・原子

問題数はそれぞれ64題と72題。

レベル的には重要問題集と同じなので、どちらか一方だけでいい。こちらの方が解説が詳しいので、独学で頼れる先生がいない人は、重要問題集を買う前に名問の森も書店でチラ見すべきだろう。問題集にはどうしても相性があるので、気に入った方を選ぶといい。

「物理のエッセンス」→「名問の森」の流れでは名問の森が難しいと感じる人もいるようだが、東大受験生はまずはこの流れを試してみるのが良い。もともと筆者の方はそういう位置付けでこの二冊を書いているので、少々難しく感じても解答を読みこんだりしてこなしていくのが効率的だと思われる。

※漢字は「名門の森」ではないので要注意

入試の核心

 

Z会が作成しているシリーズ。

名問の森と同じくらいの難易度なので、名問の森が合わない人はこれを使うと良い。

難問題の系統とその解き方

難問題の系統とその解き方 (略称:難系「なんけい」)

問題数は例題118題、演習問題177題。

東大レベルの受験生向けにオススメ、と言いたいところだが、なんとも言えない。考え方の基礎となる良問や骨のある問題が多く、正統な十分に良い問題集ではあるのだけど、装丁がやや古臭いのが玉に瑕。白壁の微瑕。

東大でも(理3でも)例題だけをしっかりやってから過去問に移れば十分。

解答が真横にあって使いづらいので、ぼくは全ページコピーして解答と切り離して使っていた。

標準問題精講

物理 標準問題精講 (略称:標問「ひょうもん」)

問題数は90題。

難問題の系統(難系)と難易度的に被っているので、どちらかを選んで徹底的にやり切るのがいい。難問題の系統と比べても遜色がないどころか難しめの問題が並んでいるようなレベルなので、「標準」の言葉には騙されないようにしよう。

新・物理入門

 

新・物理入門 新・物理入門問題演習

Amazonでは非常に評価が高い、微分による解法を提示する参考書と問題集。しかし東大物理で満点を取るにしても、微分による解法は不要。新たなことを学ぶ労力は大きいので、大学受験のためという観点では不要だろう。趣味で勉強する分にはかまわない。

25ヵ年

 

東大の物理25カ年

必須。東大には東大の、繰り返し繰り返し出題されている題材や考え方がある。これは本当に驚くべきことなのだが、2~3年周期で同内容または同じ切り口の出題が何度も何度も繰り返されているのだ。東大の入試問題を作っているのは東大の教授なのだが、やはり教授にとってみても、東大の作風を守るという意味でも、実際の過去問と近い切り口・視点で出題しておくのが安心なのだろう。

難問題の系統やそのレベルの問題集を何周まわしても東大の過去問で満点はなかなかとれるようにならない。東大の過去問を10年分くらい解くと東大だけが繰り返し扱う題材や思考法がわかってくるので、その段階で初めて満点近くが狙えるようになる。

なるべくたくさん入試問題を解きたい人は、「25ヵ年」は少し昔のものを買って、最近の過去問は全科目セットの過去問で入手するなどの工夫をするとより多くの過去問が確保できる。

「25ヵ年」は年度順ではなく分野別に問題がまとまっているのが、使い方によっては使いづらい。ぼくは常に自分の実力を測りたかったので、切り離して年度別に並べ替えて化学とセットにして本番さながらに時間を計って解いていた。(注:裏表で別の年度の問題が印刷されていたりするので、切り離して年度ごとに解くのは結構管理が大変)

過去問演習

過去問を解く時期

「これ」と決めた、難系レベルの問題集を2~3周解き終わってから取り組みたい。時期としては、二次試験の過去問は遅くとも冬休み前頃には開始したい。

それまでの間は、問題集で志望校の過去問を見かけた場合はなるべく避けるようにしたい。過去問演習をしながら常に自分の実力を測れる状態にしておくほうが自分の立ち位置が分かりやすいし、モチベーションアップにも繋がるので。

過去問演習と復習

過去問は解くだけで疲れてしまって、復習が疎かになってしまうという人も多いがそれは非常にもったいない。そうなってしまう一つの原因は、1年分の過去問を全教科まとめて解いてしまうことだ。たまにはそういうことをしてもいいが、基本的にはこれをするとエネルギーを使い果たして復習が疎かになってしまう。普段の過去問演習では復習の方が大事なので、復習のエネルギ-を残しておくためにも過去問は一教科だけで解いて、その都度復習するようにしたい。

150分のテストなら復習に1時間以上かかってしまうかもしれないが、新しい問題を次々に解くよりも確実に濃密な学びができる。ここをサボるのは一番やってはいけないことだ。

問題集から過去問の流れ

以下では、最短で東大物理で高得点から満点を狙うための、効率的な参考書や問題集の流れを紹介する。

 

  

エッセンス+重要問題集+難問題の系統+過去問

エッセンスは、常に傍らに置いておく。初めに通読してもいいが、授業で物理を習い終わっているのであれば、別に通読する必要はない。重要問題集を解きながら、辞書みたいに使えばいい。

重要問題集はさっさと終わらせ、難問題の系統もさらっとこなす。難問題の系統は夏休み明けくらいに1周できていればペース的には完璧。その後、東大の物理25ヵ年を徹底的にやり込む。

マイナーチェンジする点があるとすれば、以下のとおり。

  • 重要問題集の前に、良問の風をやってもいい。
  • 重要問題集の代わりに、名問の森をやってもいい。
  • 難問題の系統の代わりに、標準問題精講をやってもいい。

まとめ

物理はとっかかりが難しく、ある時期に一気に集中してやってしまわないといつまで経っても分からないということになり兼ねない。腹を括って本気で向き合ったときに初めて伸びるし、伸びるときは短期間で伸びる。

理科はやった分だけ絶対に伸びる教科でコスパは極めて高いので、早いうちに腹を括って主体的に取り組もう。

関連記事:

東大化学で高得点・満点を狙う効率的勉強法と参考書総まとめ

物理を学習するとは?(補足)

この話は本来なら初めに持ってきたいくらい重要な話なのだが、あまりに抽象的で、最初に書いても読んでいただけないと思ったので最後に持ってきた。

「物理は暗記科目ではない」とよく言われる。暗記科目でなければ何なのだろう。応用、計算、そういった言葉が受験物理の世界ではよく聞かれる。それもある意味で正しいだろう。ぼくの考えでは、物理は「世界の単純化モデルを脳内に組み立てる」科目だ。

どういうことか。かつてガリレオ・ガリレイは「物体が自由落下する速度はその物体の質量に依存しない」ということを発見した。このことを証明するために、ガリレオはピサの斜塔から大小2つの鉛球を落とし、同時に着地する様子を示してみせたとされる。しかし実際のところ、これは2つとも鉛球だからほぼ同時に着地するのであって、たとえば片方が鳥の羽根なら鉛球の方が速く落ちるに決まっている。ガリレオの理論は、空気抵抗を無視するという前提に立って初めて成り立つのだ。

これを聞いて「ガリレオ、だめじゃん」と思う人は、物理の考え方がなっていないと言えるだろう。むしろ、こういうふうに世界を単純化して観察できるのがすごいことだし、物理の正統な考え方なのだ。ガリレオのすごさとは、摩擦力のない理論上の単純な世界を脳内に組み立て、その世界の中の計算上では、物体の落下速度は質量に影響されないはずだと考えたことだ。

物理という学問はこのように、そのままでは複雑すぎる現実世界の中から何かを切り捨てて世界を単純化することで、その単純な世界で成り立つ法則を順々に発見していくことで、複雑な現実世界を段階的に解き明かして発展してきたのだ。

大学受験物理はガリレオ~ニュートンの古典物理を習うので、「摩擦を無視」することはとても多い。そのこともあって、特に初学者の内は現実世界からの類推ではうまく題意の現象が想像できないことがよくある。だから、摩擦を無視した理論上の世界でどういったことが起こるのかを、きちんと力学の第○法則といった理論上の法則を元に脳内に組み立てて導けるようになる必要がある。「現実世界ではこうするとこうなるから~」という考え方は早々に諦めた方が良い。理論上の法則を元に、厳密に理論上の世界を積み上げていくのだ。

大げさだと思うかもしれないが、「物理が上達すること」=「世界の単純化モデルを脳内に組み立てられるようになること」だ。そしてそれは、習ってきた物理法則をしっかりとマスターし、目の前の問題で描かれている世界で働いている力学・電磁気学上の関係を漏らさず把握して積み上げることによってのみ可能となる。

力学の問題を解くにあたっては、「重力は?」「垂直抗力は?」「弾性力は?」「摩擦力は?」「浮力は?」「エネルギー保存は?」「運動量保存は?」と自分に問いかけて、目の前の世界で働いている力学関係を漏らさずに淡々と積み上げる作業が必要となる。そして力学の学習とは、この作業のスピードと正確性を高めるということだ。初めは一つ一つ確認するのに時間がかかると思うかも知れないが、この作業に慣れてくれば一瞬で目の前に題意の力学関係が浮かび上がるようになってくる。電磁気学や熱力学についても基本は同じで、習った法則を淡々と積み上げていくことで自然と問題は解けているというのが理想の状態だ。

物理の学習には、「淡々と」という言葉が似合う。学習した物理法則を、悩まず迷わず「淡々と」積み上げられるようになったとき、もう物理のテストで点を落とすことはなくなっているだろう。

TOEIC990点満点を取るまでにやった全勉強・学習方法

今回の記事では、いわゆる純ジャパの私が24歳でTOEIC990点満点を取得するまでに行った英語学習をご紹介します。私が行った英語学習の全方法をご紹介するので、TOEICにあまり関係ない内容もたくさんあります。というか、TOEICのための勉強はほとんどしていないので、一見、直接的には関係なさそうな内容ばかりです。

また、役に立ったと思う勉強方法だけではなくて、あえて全学習を掲載することとしました。情報として加工データではなくて『生データ』を提供することを意識したということです。あえて役に立たなかった学習方法も紹介することで、何をやり、何をやらないべきかがお伝えできると考えたからです。

 

小学校卒業まで

小学校卒業までは、英語に触れたことは全くなかったです。田舎で育ったので、外国人を見たことも2回しかなかったと思います。Yes, Noくらいしか知りませんでした。

 

小学校卒業時英語力:0.1/100

中学1年~中学3年

発音記号の習得

ここに第一の幸運がありました。中学校の英語の先生が発音マニアで、異様な情熱を持って英語の発音を教えてくれました。

その頃の私は、羞恥心のあるべき場所に見栄っ張りがあったような子供だったので、クラスメイトが恥ずかしがって「きゃっと」と和風の発音をする横で、「ケェァァットゥ」とやっていました。

中学1年生時、その先生が生徒に持たせた英和辞典が、ジュニア・アンカー英和辞典でした。

※こちらは英和のみです。和英付きは緑の表紙のものです。

 

この辞書には大変クオリティの高い、発音指導のCDが付いています。「発音記号の読み方と、発音の仕方」とちょっとなまったような日本語で女性が喋り始めるCDなのですが、当時は自然と全文を覚えてしまったほどよく聞きました。

今も内容が全く同じかは分かりませんが、同様のCDが付属しています。

外国語学習にあたりきちんと発音を習得した学生は、その後の言語習得が目に見えて速いというデータをどこかで見たことがあります。発音の習得を周辺的な事項として捉えず、初めに真正面から向き合うことが大事かと思います。

 

英語の発音については以下のような記事も書いているので、参考になれば幸いです。

詳細解説!英語発音ネイティブレベルまでの全ステップと上達のコツをまとめてみた

 

ちなみに、ジュニア・アンカーはところどころにあるコラムも読み物として面白かったように記憶しています。今でも覚えているのは、別れの挨拶でSee you later!(またね!)と言う代わりに、See you later, alligator!というダジャレのようなものがあるというコラムです。

laterとalligatorで韻を踏んでいるのですが、当時の私にはこういう英語的なダジャレがとても新鮮で面白く感じました。授業ばかりでは無機的に感じられ、「ほんとうに英語は日本語と同じ言語で生身の人間がしゃべっているのか?」と思っていたくらいですが、このような記述を見て、ああ、英語も言語なのか・・・と感慨に耽ったりしていました。

 

文法の基礎の習得

中学生の間は、当たり前ですがふつうに文法の勉強もしていました。特に変わった勉強はしていません。不真面目な生徒だったこともあり、文法はそれほど得意ではなく、定期テスト等の試験でも文法問題はよく落としていました。

中3でEvergreenを一周しました(当時、EvergreenはForestという名前でした)。中高一貫の進学校であればごく一般的な進度かと思います。Evergreenは文法の総ざらいに良い教材です。

今思えば、もしかしたら文法のおさらいのためにはBasic Grammar in Useの方が良かったかもしれません。英語で書かれた教材ですが、助動詞や時制などの細かな文法事項が表すニュアンスの違いがネイティブ感覚で説明されており、文法の2週目には大変参考になります。

日本語版↓もありますが、せっかくなら英語でやりたい教材だと思います。

 

スピーチ大会出場・英文暗記

中学三年生時、英語のスピーチ大会に出ました。その頃は英語の単音の発音はある程度できていましたが、文中のどの単語を強く読むかなどはまだまだ分からなかったように記憶しています。田舎の地区大会では良かったのですが、東京で行われた全国大会では全くかないませんでした。

実は、このスピーチ大会の出場が英語習得に非常に効いたと思っています。確か英語で3分間のスピーチを用意して暗誦するというものだったのですが、3分間分の英文を暗記することは当時の私の英語力をかなり高めてくれました。自分で作った文章なので覚えやすいですし。

3分間スピーチを作って、英会話教室なりどこかのネイティブスピーカーの先生に校閲してもらってそれを暗記するというのはなかなかいい英語学習法なのではないでしょうか。

 

また、この頃キング牧師のスピーチも覚えたりしていました。

こちらはオバマ元大統領、キング牧師、ジョン・F・ケネディ元大統領、アインシュタインといった有名どころの方々のスピーチが入っています。

正直スピーチの英語はレベル的にかなり高いので、この頃のレベルで取り組むのはかなりキツかったですが、教養としてもこの時期にいろいろなスピーチを学んだことは良かったと思っています。

ハリーポッター原文に挑戦

全く歯が立たず、5行くらいで諦めました。今から思えば、ハリーポッターなんて今読んでやっとちょうどいいくらいなのではないかと思います。

 

中学三年生時英語力:9/100

高校1年~2年

単語

高校1年でキクタンAdvanced、高校2年でキクタンSuperをやりました。

高校2年でのキクタンSuperは早かったような気もしますが、単語はどうせやるものなので、時間のあるうちに先取りしておこうと思ってやりました。

単語はめちゃくちゃ大事です。言語は1に単語、2に単語、3,4に単語、5に単語です。

文法

文法はEvergreenでほぼ完成なので、この頃はノータッチでした。

今から振り返れば、Evergreenをやりきった頃合いで、文法については以下の2冊をやればよりネイティブ的な感覚が素早く身についたのかなと思っています。

どちらも、時制等に関するネイティブ的な(最大公約数的な)ニュアンスの理解を助けてくれます。

なお、こちらの紫色のGrammar in Useはアメリカ英語版で、青色の”English Grammar in Use”の方はイギリス英語版です。

 

語法

語法の習得のためには、高2の頃に受験用問題集のネクステージをやりました。

これはTOEICの点数という意味では一番役に立ったと思います。日本人が大・大・大好きな細かい文法や語法の問題がこれでもかというくらい詰め込まれています。

 

英語構文暗記

文法を一通り勉強した段階では、スケルトン人間です。そこに文例を肉として付けていくことで、英語マンになれます。

この勉強はただの暗記なので苦行のようでしたが、その分間違いなく役には立ちました。英語学習は暗記、暗記、そして暗記なのですが、学習が進むにつれて単語などの小さな塊ではなく、文単位の大きな塊での暗記が非常に効果的になってきます。

一つ目の方が内容的には簡単なので、Evergreenを一周したレベルであれば一つ目からやるのがいいのではないかと思います。私は高1の頃に二つ目だけやりましたが、レベル的にちょっとしんどかったです。

 

英語精読の練習

高校1年~2年の頃に、とにかく誤りなくきちんと英文を読むということを身に付けました。市販の問題集でいえば、以下のようなものにあたります。

私は学校の先生に恵まれていたので、授業で出会う英文をきっちりと理解し、消化することを意識するだけで精読についてはかなりできるようになっていたので、特に市販本は用いませんでした。

英語習得には多読・乱読も絶対必須なのですが、より深みのある英語学習をしようと思えばやはり精読がどこかのタイミングで必要になると思います。TOEIC900点は精読無しでも取れると思いますが、TOEIC990点は精読無しでは難しいのではないかと思います。

 

アメリカ留学

ここに第二の幸運がありました。私が通っていた高校には1カ月間の語学留学プログラムがありました。高1から高2になる春のことでした。希望者の中で英語の成績が良い人が選ばれるのですが、無事選ばれてアメリカに行きました。

1カ月間、アメリカでホームステイをしながらとある高校に通いました。高校の授業はさっぱり分かりませんでしたが、1カ月間毎日アメリカ人と一緒に過ごして、よりアメリカのこと、英語のことが好きになりました。

1カ月間ではリスニング力はあまり上がらず、スピーキング力もちょっとだけしかあがりませんでしたが、この経験から「いかに頭の中で速く・複雑な英文を組み立てられるか」がスピーキング力の正体だとはっきりと認識しました。以降、この意識はずっと持ち続けています。

何だかんだ、『現地に行く』というのは間違いなく言語習得の一番の近道です。

 

高校2年時英語力:20/100

ちなみに、この頃にはセンター試験の英語で満点近く取れていました。

高校3年(受験期)

海外ドラマ視聴

高校3年時はなるべく生の英語に触れようとして、海外ドラマ(フレンズなど)を字幕付きで熱心に見ていました。この勉強法が役に立ったかどうかは微妙なところです。多分、ある程度の勉強にはなっていたんだと思いますが、ふつうの長文読解の勉強と比べてそう優れた勉強法とも思いません。

東大の英語は120点中90点以上をコンスタントに取れており、当時はあまり伸びしろを感じなかったので、いわゆる受験向けの勉強はほとんどしませんでした。

 

TOEIC初受験

大学入学前に、初めてTOEICを受けました。

東大の入学生向けに、TOEICを受けたら1万円もらえるという謎のキャンペーンを東進がやっていたので、お小遣い稼ぎに受験したという経緯でした。受験後の遊びたい盛りだったので、愚かにもほとんど勉強もせずに受験してしまいました。

スコアは900点にぎりぎり届かないくらいでした。

勉強の仕方や得意分野にもよりますが、東大英語で120点中90点≒TOEIC900点ということかと思います。

 

高校卒業・大学入学時英語力:23/100

 

大学時代

大学1年~2年

この頃はほとんど全く英語の勉強をしていませんでした。私の英語学習の暗黒期です。

英語で本を読もうと意気込んで、このような本を買ってみたりしました。短編集だったら読みやすいだろうという浅はかな考えです。結果、見事に玉砕し、2ページくらいで挫折しました。

大学2年時英語力:22/100

 

大学3年~4年

この頃は論文や専門書を英語で読まざるを得なかったので、多少なりとも英語を読みました。また、大学4年の夏にもアメリカに1カ月留学したので、それにより少し英語が回復・上達しました。

大学4年時英語力:26/100

 

社会人1年~2年

多読

この頃に多読という考え方に出会いました。もっと早く多読をしておけばよかった…と心から思いました。多読の考え方は、「自分のレベルより少し低いものをたくさん読む」です。

東大でも英語を教えた夏目漱石に、次の言葉があります。

英語を修むる青年はある程度まで修めたら辞書を引かないで無茶苦茶に英書を沢山読むがよい。少し解らない節があって其処は飛ばして読んでいってもドシドシと読書していくと終いには解るようになる。又前後の関係でも了解せられる。其れでも解らないのは滅多に出ない文字である。要するに英語を学ぶ者は日本人がちょうど国語を学ぶような状態に自然的習慣によってやるがよい

かの夏目漱石が勧めるほどのやり方なので、多読はまず間違いない方法と思われます。

多読の実践法として有名なのは、次のもの。

  1. 辞書は引かない (引かなくてもわかる本を読む)
  2. 分からないところは飛ばして前へ進む (わかっているところをつなげて読む)
  3. つまらなくなったら止める (1 2 の原則で楽しく読めない本は読まない)

(SEG 多読三原則)

このように割りきってどんどん進めてしまうのが多読の正しいやり方。

私は社会人1年目~2年目にかけて、以下の本を読みました。下に行くほど難しいです。

他にも数冊読みましたが、主に上記4冊が印象に残っています。たぶん、TOEICのスコア的には1冊目はTOEIC700~750点くらい、2冊目はTOEIC870~920点くらい、3冊目はTOEIC950~990点くらいの人が読むのがちょうどいいくらいかと思います。

1~3冊目は小説ですが、4冊目のSeven Habitsは、7つの習慣という邦題で和訳されている、自己啓発の名著です。そんなに読みにくくはないですし、小説とは違って好きなところだけかじり読みできるのが気楽でいいと思います。TOEIC920点くらいで十分楽しんで読めると思います。

 

TOEIC990点取得

TOEIC受験の1カ月前までは、多読を続けてひたすら基礎力向上に努めました。TOEIC受験直前の1カ月間で、TOEIC対策の勉強をしました。

具体的には、以下の3冊をやりました。

私が受験した頃は試験が新形式になる前だったので、正確には私がやったのは全て旧形式対応のものでしたが。

どれもかなり役に立ちました。900点特急は、やる前は「こんな薄っぺらいもので…」と思いましたが、やってみるとかなり傾向を掴むのに良かったです。

 

結果、一発で無事990点満点を取得しました。

TOEIC990点取得時英語力:30/100

 

TOEIC990点ホルダーの実力

上でTOEIC990点取得時の英語力を30/100としたとおり、TOEIC990点なんて英語を使ってほんとうに何かしたいのであれば入り口のような実力です。

具体的には、私がTOEIC990点だったときの実践的な英語力は以下のような感じでした。

  • 英字新聞:読めるけど時間がかかりすぎてあまり実用的ではない。
  • 洋書:簡単なものなら読める。
  • 洋画:ぎりぎり筋が分かるくらい。字幕無しでは2周見ないと分からない。せめて英語字幕が欲しい。
  • 洋楽:聞き取れる。
  • 通訳:できるけど同時通訳はできない。同時通訳には専門的な訓練・スキルが必要。
  • 英語でミーティング:聞かれたことには答えられても、自分で進行とかはできない。
  • 英語でプレゼン:用意すればできるが、アドリブを混ぜたりはかなりキツい。

 

私は、日本育ちの日本人でビジネスシーンで英語を完璧に操ってネイティブ・スピーカーとの会議も平気でリードし、交渉の場では各人の主張をまとめ…という人にも何人か会ったことがあります。彼ら彼女らから比べるとTOEIC990点というのは、ひとへに風の前の塵に同じです。

TOEIC990点取得後

TOEIC990点を取得してから、英語圏で2年ほど働きました。この期間でリーディング・スピーキングともにかなり鍛えられました。

たとえばWeb上で情報を得たりする際、英語でも日本語とさほどかかる時間が変わらないので、英語で調べものをすることをほとんど苦と思わないようになってきました。また、英語で喋る際に、英語で喋るというだけで緊張したりすることは全くなくなりました。

やはり英語は言語なので、使うのが一番鍛えられます。

 

社会人4年目英語力:42/100

 

まとめ

振り返ってみれば、私の英語力を大きく伸ばしてくれたのは以下の2つでした。

  • 海外留学・勤務
  • 多読

英語習得の近道は結局、文法・単語を全速力で駆け抜けたあと、ひたすら使用(多読・海外滞在)することなのだと思います。

上記のとおり、今の自分の英語力は100点満点で42点と捉えています。100点は日本語と遜色なく英語が使えるレベルに設定しています。せめて生きている間に、80点くらいまでは到達したいと思っています。

 

レベル別の英語学習法に関する記事も書いていますので、よければあわせてご参照ください。

最速・確実に実用英語を鍛える勉強法と10の良書・教材:中級編(TOEIC730レベル)

最速・確実に実用英語を鍛える勉強法と10の良書・教材:上級編(TOEIC900レベル)

【2018年版】ヨネックスのバドミントンラケットの選び方とおすすめ12選(初心者・中級者)

今回の記事では、バドミントンの人気ブランド・ヨネックスのラケットをタイプ別・ランキング形式でご紹介していきます。

また、自分に合ったラケットを選ぶことが一番大事ですので、ラケットの紹介を始める前に、まずはラケット選びをするにあたって知っておきたい基本情報をさっとご説明します。

 

バドミントンラケットの選び方・基本知識

ラケットの重さ

まず見るべきポイントは、ラケットの重さです。

6U、5U、4U、3U、2U、U(1Uという表記は無い)とあり、Uの前の数字が大きいほど軽いラケットになります。

表示 6U 5U 4U 3U 2U U
重さ 70-75g 75-80g 80-85g 85-90g 90-95g 95-100g

初心者や年配者、女性の方には軽いラケット、若い男性の中でも力に自信のある方には重いラケットがオススメです。目安としては握力25kgまでは5U、35kgまでは4U、45kgまでは3U、55kgまでは2Uをお勧めします。

また、ラケットが軽いと軽快なラケットさばきができるので、守備やコントロール重視。ラケットが重いとスマッシュの威力が増すので攻撃重視のプレーができます。

グリップのサイズ

ラケットの表示記号はふつう、重さと合わせてグリップ(握る部分)のサイズが記載されています。

5U6とか5UG6という書き方をしますが、この最後の数字(この場合は6)がグリップの太さを表します。

グリップの太さは、4、5、6が一般的によく作られています。数字が大きいほど細いです。4は太いラケット、5は標準、6は細いラケットというイメージです。

基本的には手の大きさに合わせて選べば良いです。また、細めのグリップは手の中で回しやすいのでフォアとバックの切り替えやレシーブがしやすく、太めのグリップは握りこみやすいのでスマッシュのパワーが増すと言われています。

最近は、5か6を購入してグリップテープで太さを調整する人が多いです。細めのグリップを選んでもグリップテープで太さを調整できるので、迷ったら細めのグリップを選んでおけば間違いないかと思います。

ラケットの重心バランス

ラケットには、ヘッド側が重い「トップヘビー」と、グリップ側が重い「トップライト」、その中間くらいの、重心が標準的な位置にある「イーブン」があります。

「トップヘビー」を「ヘッドヘビー」、「トップライト」を「ヘッドライト」と呼ぶこともありますが、意味は同じです。

それぞれ、次のような特徴があります。

トップヘビー

力が無いと扱いづらいですが、シャトルに力を伝えやすくなるので、筋力のある人が扱えばスマッシュの威力が増します。

トップライト

軽い感触で取り回しができ、レシーブに向きます。筋力に自信がない人であればトップライトの方が扱いやすいので、かえってシャープな振りでコントロールのきいた効果的なスマッシュが打てるようになることもあります。

イーブン

トップヘビーとトップライトの間ですので、標準的に何でもこなします。

シャフトの硬さ

ラケットのヘッドとグリップを結ぶ棒状の部分を「シャフト」と言います。

シャフトが柔らかいと、スイングしたときにシャフトがしなります。シャフトのしなりを使って、しなりの戻りでシャトルを運ぶことができるので、力の無い方がクリアを飛ばすのには柔らかいシャフトが向いています。

シャフトが硬いと、シャフトがしならないのでスイングの速さをそのままシャトルに伝えることができます。筋力に自信があり、スイングスピードが速い人は硬めのシャフトがオススメです。

 

値段

同じヨネックスでも、3000円程度から30000円程度まで、幅広い価格帯のラケットを販売しています。

あまりに安いラケットは重くて扱いづらく、肩や腕を傷める原因にもなってしまいます。とはいえ、ラケットは消耗品です。使っているとそのうちダブルスで味方選手のラケットとぶつかって壊したりしてしまうものなので、初心者のうちからあまりに高いラケットを使うのも考え物です。

目安としては、初心者であれば7000円~14000円程度。中級者であれば、20000円程度までを基準に考えれば良いのではないかと思います。また、練習用と試合・大会用は同じラケットを使うのがオススメです。

値段よりも、自分に合うラケット(重さ、トップライト/トップヘビー)を見つけることが肝心です。

おすすめラケット

以下ではYonexのおすすめのラケットを、レベル別・タイプ別で詳細に紹介していきます。レベルとしては、

初級者:バドミントン部に入りたての方。ブランク明けで再び始めようという方。クリアを端から端まで飛ばす自信が無い方。

中級者:2~3年目の方。クリアを端から端までしっかりと飛ばせる方。

をイメージしています。

 

中級者・ハードヒッター向け

ボルトリック i-フォース
重さ 5U(軽い)
グリップの太さ 5・6
重心バランス トップヘビー
シャフト 柔らかめ
得意ショット スマッシュ

ボルトリックi-フォースは軽くて扱いやすく、トップヘビーなのでスマッシュの勢いはあり、さらにシャフトが柔らかいのでクリアも飛ばしやすいという全方位対応のラケットです。どちらかというと攻めが得意で、シングルスや、ダブルスの後衛向きのラケットです。

 

デュオラ7
重さ 2U、3U(重め・標準)
グリップの太さ 5・6
重心のバランス イーブン
シャフトの硬さ ふつう/硬め
得意ショット フォアのクリア、バックのレシーブ

デュオラ7はラケットは重めの2Uと標準の3Uがあります。また、重心のバランスはイーブンです。なので、どちらかというと力自慢の方用のオールラウンドのラケットです。また、シャフトがふつう~硬めなので、しっかりとクリアが飛ばせてスマッシュも打てる中級者以上向けのラケットです。シングルス向きといえます。

デュオラシリーズの特徴は、なんといってもフォア側とバック側でラケットの形状を変えるという革新的な試みです。その結果、バックは空気抵抗を受けにくく、加速が速いのでナノレイシリーズのように弾くような素早い返しができる。フォアは空気抵抗を受けながらシャトルをくわえるようにアークセイバーシリーズのように重いショットが打てる、というふうに工夫の入ったラケットです。大人気選手のマレーシアのリー・チョン・ウェイ選手がデュオラ10を使っているので信頼はできそうです。またYoutubeなどで彼のプレイ動画を見ることで、デュオラシリーズのうまい使い方が研究できます。日本のプロ選手の数名からもこのデュオラシリーズは高評価を得ているとのことです。

実際に使ってみても、やはりフォア側とバック側のスイング・打感は違います。ラケットをクルクル回せないので慣れは必要ですが、クリアはよく飛びますし、ドロップは鋭く落ちます。レシーブについても、最高ではないですが十分に素早い返しがききます。ダブルスのボー&モーゲンセン選手ペアも、アークセイバー11からデュオラ10に変えています。デュオラシリーズとこのシリーズに使われているテクノロジーは今後さらに人気になっていくのではないかと思います。

 

カーボネックス20
重さ 2U・3U(重め・標準)
グリップの太さ 4・5
重心のバランス イーブン
シャフトの硬さ ふつう
得意ショット オールラウンド

カーボネックスシリーズは独特の打感があるので、好きな人は好きなラケットです。重さが2Uまたは3Uとやや重め、重心のバランスはイーブンなので、男子の中でもある程度は力のある方でないと扱いづらいと思います。

どのショットが得意というよりは、打感が気に入る人が使うといいラケットです。何でもオールマイティにこなせます。

中級者・コントロールプレーヤー向け

デュオラ6
重さ 4U(軽め)
グリップの太さ 5・6
重心のバランス 記載なし
シャフトの硬さ 柔らかい/柔らかめ
得意ショット フォアのクリア、バックのレシーブ

デュオラ6はデュオラ7と比べて軽めの仕様で、女性向けとされているラケットです。実際、シャフトも柔らかくクリアを飛ばしやすいので女性が使いやすいラケットだと思います。

デュオラ7のところにも書きましたが、デュオラシリーズはフォア側とバック側でラケットの形状が違うので、フォアは球持ちよくくわえて運び、バックは鋭く弾くという使い方ができます。

慣れてしまえばシングルス・ダブルスどちらにも使いやすいラケットだと思います。

 

アストロクス66
重さ 4U(軽め)
グリップの太さ 5・6
重心のバランス トップヘビー寄り
シャフトの硬さ 柔らかい
得意ショット レシーブ・ロブ

アストロクス66はシャフトが柔らかくよくしなるので、ロブが楽に遠くまで飛ばせるラケットです。また、ラケットも4Uと軽めなので、女性やあまり力に自信のない男性にお勧めします。

どちらかというとシングルスで使いやすいラケットだと思います。

 

ナノレイグランツ
重さ 4U(軽め)
グリップの太さ 5・6
重心のバランス トップライト寄り
シャフトの硬さ 超柔らかい
得意ショット 全ショット

3万円の超高級ラケットですが、シャフトがよくしなるのでどちらかというと上級者というよりは中級者向けのラケットです。

軽い力でもシャトルが遠くに飛ばせるので、ハイバックの飛距離を伸ばしたい方や、女性やシニアでクリアを楽に飛ばしたい方にはおすすめできるラケットです。

 

ナノレイ450ライト
重さ 4U(軽め)
グリップの太さ 5・6
重心のバランス トップライト
シャフトの硬さ 柔らかい
得意ショット クリア

軽めの4U、トップライトなので軽い感じで扱いやすく、シャフトが柔らかいのでクリアが飛ばしやすいです。あまり力に自信のない方には非常にお勧めできるラケットです。

軽く振れるのでダブルス向きのラケットですが、力に自信のない方はシングルスでも使ってみたいラケットです。今までトップヘビーのラケットばかり使っていた方は、これに変えてみるとレシーブが安定するかもしれません。

 

アークセイバー2i
重さ 3U(標準)
グリップの太さ 5・6
重心のバランス イーブン
シャフトの硬さ 柔らかめ
得意ショット オールラウンド

コントロール重視の方にはアークセイバーシリーズがお勧めです。3Uでイーブンなので重さ的には標準。シャフトが柔らかいのでクリアを遠くまで飛ばしやすいです。

価格も比較的安いので、中級の方がシングルス用に使うのにお勧めのラケットです。

 

初級者・ハードヒッター向け

ボルトリック30
重さ 5U(軽い)
グリップの太さ 5・6
重心のバランス トップヘビー
シャフトの硬さ 柔らかい
得意ショット クリア

5Uの軽いラケットなので、バドミントンを始めたての方や力に自信のない方にお勧めです。シャフトが柔らかくクリアが飛ばしやすいのもおすすめポイントです。

ボルトリックシリーズはパワーと操作性・スピードの両立を目指したラケットですので、シングルス・ダブルスの両方に使いやすいラケットだと思います。

 

ナノレイ250
重さ 4U(軽め)
グリップの太さ 5・6
重心のバランス トップライト
シャフトの硬さ 柔らかい
得意ショット クリア

4Uでトップライトなので軽く扱いやすく、機敏な動きのできるラケットです。またシャフトが柔らかくクリアを遠くに飛ばしやすいので、力に自信の無い方でも扱いやすいラケットです。

シングルス・ダブルスのどちらにも対応できるラケットです。

初級者・コントロールプレーヤー向け

ナノレイ180・ナノレイ180R
重さ 3U(標準)
グリップの太さ 5・6
重心のバランス 超トップライト
シャフトの硬さ 超柔らかい
得意ショット クリア

値段が安めで購入しやすいです。トップライトのため軽い感じで扱いやすく、 またシャフトが柔らかくでクリアも飛ばしやすいので、初級者の方に特にお勧めしたいラケットです。

ナノレイ180Rは、基本的にはナノレイ180と同じなのですが、ラケットの長さが10mm短いです。ナノレイ180は674mmでナノレイ180Rは664mmなのですが、バドミントンラケットは規定で680mm以内と決まっているので、どちらも問題ありません。

長いラケットはよりクリアを遠くに飛ばしやすいですが、短いラケットは操作性が向上します。さほど違いはないですし、長さの違うラケットを持っても1~2球打てばすぐに慣れるので、好みで決めてしまってかまわないです。

 

ナノレイ110
重さ 3U(標準)
グリップの太さ 5
重心のバランス トップライト
シャフトの硬さ ふつう
得意ショット コントロールショット

安めのラケットですが、3Uの十分に軽いラケットで、かつトップライトで扱いやすいので一本目のラケットにお勧めです。バランス的には標準的なラケットなのでオールラウンドに使いやすいラケットです。

値段的に友達に貸したりもしやすいので、1本持っておくと便利なラケットです。

 

ヨネックスのラケット一覧図

ヨネックスは下図のようなラケットの一覧図を作っています。(クリックでヨネックスのウェブサイトの元画像を拡大表示)

気に入ったラケットを1本見つけたら、この図の中で近くにあるラケットからいくつか選んでみる。または、今使っているラケットがしっくり来ないなら、この図の中で遠くにあるラケットを人に借りてみて試してみる。

そういうふうにラケットを探していくと、自分に合うラケットが見つけやすいのではないでしょうか。

 

ひどい肩こりにめっちゃ効く。温湿布ロイヒつぼ膏

デスクワーカーの最大の敵、肩こり。

起きている時間のうちほとんどをパソコンの前で過ごしてタイピングをしていると、肩こりが本当に酷くなります。

私は肩こりがかなり酷い方なので、一時間に一度セルフ肩もみをしたり、マッサージを受けにいってみたり、タオルを素振りしてみたり、椅子の高さを変えてみたりしましたが、なかなか改善せずに辛い思いをしてきました。

 

それで、まあ本当に困っていたのですが、たまたま実家に帰ったときに母親に勧められたのがニチバンのロイヒつぼ膏。

「湿布は前にも試してみたけど、あまり効かなかったんだけどなぁ…」と思いながら、せっかく勧めてくれたので貼ってみました。

 

すると…これがかなり効く!1日貼ったまま執筆作業をしていましたが、明らかに肩こりが軽減されます。

その後、貼る位置などの微調整を続けた結果、今では手放せない相棒となっています。

↓公式サイトの紹介写真。

貼る際のコツ

「肩こり」だからと、肩に1つずつ貼っていませんか。それではなかなか効きません。

実は、肩こりは首の付け根を中心に凝っています。肩こりになったときに、触って確かめてみれば分かりますが、首裏(下を向いたときに、首が曲がり始める起点となる部分)がかなり凝っているはずです。

まず、この首裏ど真ん中に1個貼ります。これが大事なポイント。

そしてその左右に、肩こりの酷さに応じて、1枚ずつ、または2枚ずつ貼ります。

ここでもう一つポイントがあります。それは、あまり左右に広範囲に貼るのではなく、あくまで首の近くに集中的に貼るということ。こりを根本から撃退しましょう。

ニチバンのホームページの画像。本家でも推奨されている貼り方なのです。この画像を参考に、しっかりと効くポイントに貼りましょう。

ロイヒつぼ膏が良い理由

肩こりには、冷湿布ではなく温湿布。

肩こりの原因は、筋肉の緊張状態が同じ姿勢で長い時間保たれたため、首や肩の血流が滞ること。これを解消するためには、血流を促進する必要があります。

温湿布には血流を促進する効果がありますが、冷湿布では血流を滞らせてしまいますので、肩こりが悪化する可能性があります。

冷湿布は急性のもの、つまり打撲、捻挫、肉離れ等のときに使うものです。

安い。

実売価格で1枚5円以下と圧倒的に安いので、気軽に使えます。使い捨て品なので、気軽に使えるのは正義です。

ニチバンなので、かぶれない。

ニチバンといえば、医療用のサージカルテープ。

肌トラブルの多い私は、昔からケガ等のときにガーゼを肌に貼るためのテープにも困っていましたが、あれこれ試した結果、最終的に落ち着いたのがニチバンのテープでした。粘着力とかぶれなさのバランスが非常にちょうどいいのです。

匂いがキツくない。

冷湿布の「あの匂い」、職場に湿布を貼っていくのをためらう要素の一つとなります。その点、ロイヒつぼ膏は近付かないと分からないほどしか匂いがありませんので、安心して職場に貼っていくことができます。

腰痛にも効く

温湿布であればどれもそうだとは思いますが、肩こりだけでなく腰痛にも効きます。

母が腰痛持ちなので、腰痛を発症したときに貼ってあげていますが、腰痛にもかなり効くとのことです。

 

 

Fujifilm X-E3と同時購入したアクセサリーや設定について。

FujifilmのミラーレスカメラX-E3を購入しましたので、

カメラと同時に購入したアクセサリーや、X-E3に施した設定を紹介していきます。また、その他おすすめのアクセサリー等も紹介していきます。

 

アクセサリー

ストラップ

X-E3には純正でネックストラップが付いています。

しかし個人的にはX-E3のような小型カメラには、上の写真のようにネックストラップよりハンドストラップを付けたいです。

上の写真のハンドストラップは、Acruのストラップです。今は写真のようなストレートタイプは販売していないようですが、バナーヌタイプもお洒落で良いと思います。

X-E3のアイレットは小さいですが、三角リングと革のリングカバーがついてきますので、ストラップの取り付け用に別途三角リングを購入する必要はありません。

 

ハンドストラップを選ぶ際は、通し紐が細いものではなく、全体的に太めなものの方が耐久性があっていいと思います。

 

(参考:通し紐が細いハンドストラップ)

液晶保護フィルム

背面液晶は傷ついてきますので、フィルムを付けることをお勧めします。

フィルムであれば傷が気になってきたら貼り替えることができますので。

 

ストロボ

X-E3にはフラッシュが内蔵されておりません。

クリップオンフラッシュEF-X8が同梱されていますが、ガイドナンバーは8と小さいです。ガイドナンバー20以上のストロボが欲しい場面も多いです。

ストロボで考慮すべきことは、主に以下の5点です。

  • 光量(ガイドナンバー)…数字が大きいほど光が強く、遠くまで光が届く。
  • 重量…軽い方が扱いやすい。
  • 電源…単3電池2本か4本か。なお、エネループ等の充電池を使うのが普通。
  • ヘッドの稼働角度…天井バウンス発光等できるかどうか。フラッシュの光を直接当てると被写体が汚く光るので、対策が必要です。室内でフラッシュを使用する際は天井にフラッシュ光をバウンスさせるのが簡単です。
  • TTL自動調光か否か。…フラッシュの光量の調整は意外と大変なので、初心者の方は自動で調光してくれるTTL機能付きが良いです。

また、日中に逆光でポートレート撮影で暗所持ち上げをしたい人は、ハイスピードシンクロに対応しているかどうかも重要となります。

 

以上のようなことを考慮し、私は安価で軽量でありながら、光量は十分、天井バウンスもハイスピードシンクロも可能な以下のものにしました。中国のGodox製です。

 

X-E3のカメラボディに直接つけても全く問題ない大きさですが、自由な方向からライティングができた方が好ましいので、以下の送信機もあわせて買うと良いです。

こちらのX1T-Fをカメラに装着すると、X1T-FがTT350Fに電波を飛ばして、フラッシュを発光させるという仕組みです。

 

 

国産品が良いという方には、ニッシンデジタルのi40をお勧めします。

 

純正品がよければ、EF-20、EF-X20、EF-42の3種類が候補になるかと思います。20や42はガイドナンバーを表しています。EF-X20はバウンス発光不可ですがデザインが良いです。EF-20、EF-42は共にバウンス発光できます。

 

レンズフィルター

レンズの前玉を保護します。扱い方が雑な方は、必ず使用に応じてレンズの前玉が傷ついていってしまいますので、消耗品と割り切ってレンズフィルターを購入します。レンズが3万円、レンズフィルターが1000円と考えれば、レンズフィルターでレンズを保護できれば安いものです。

ちなみに、前玉に傷がついても平常時は写りに影響が無いことが多いですが、逆光時には白い光線が出てしまったりします。

XF23mmF2はレンズ径は43mmなので、43mm用のレンズフィルターを購入します。

 

XF18-55mmであれば、レンズ径58mmですので58mm用のレンズフィルターを購入します。

 

ソフトレリーズボタン

X-E3のシャッターボタンには切り欠きがついています。ここにレリーズボタンを装着することで、シャッターが押しやすくなります。また、ソフトレリーズボタンには手振れを軽減する効果もあります。

私はマップカメラのソフトレリーズボタン「Kleine-クライネ-」にしました。ちなみに、クライネには表面がマットなブラッククロームもありますが、X-E3に合うのは艶ありのブラックペイントの方のようです。

凹面のレリーズボタンの方が押しやすいという方も多いです。凹面がよければ、下記のような商品もあります。もちろん、ブラックやシルバーもあります。

 

レリーズボタンはどうしても緩んできて無くしてしまいがちですので、接着剤で止める人も多いです。私はハンドストラップを使用しているので、緩んでくれば都度人差し指で巻くという作業が苦ではないので、特に接着剤は使用していません。

シューカバー

外付けフラッシュの取付部(ホットシュー)をカバーして保護するためのものです。私は使っていませんが、一応気になる人のためにご紹介しておきます。

一脚

カメラといえば三脚ですが、X-E3のような小型カメラにはあえて一脚という選択肢がおすすめです。なるべく軽量を目指すのであれば、以下の一脚と自由雲台の組み合わせが最良と思います。

 

一脚の下部にミニ三脚がついているタイプの一脚もあります。こちらは三脚を付ければ自立するうえに、三脚を外せば普通の一脚としても使え、さらに三脚だけで使えばミニ三脚になるという優れものです。

予備バッテリー(互換バッテリー)

ミラーレスカメラということもあり、それほどバッテリーが持つわけではありません。私は1日の外出であれば予備バッテリーを1個、泊まりであれば2個以上必ず持ち運ぶようにしています。

純正品は高いので、互換バッテリーを昔から使っていますが、ほとんど遜色なく使えています。

ムック本

カメラとあわせて必ず買うという人も多いムック本。特に、ミラーレスやデジイチの1台目、あるいは富士フイルムの1台目としてX-E3を購入される方の場合には、基本がささっとおさらいできて良いと思います。

設定

全オートでも十分素晴らしい写りをしてくれますが、自分好みに細かいチューニングをして使うのも楽しいです。

フィルムシミュレーション

自然撮影ではベルビア・ビビッドを使う人も多いですが、私は常にプロビア・スタンダードにしています。彩度を上げたいときはLightroomで現像の際に色ごとに上げるようにしています。

明るさ・階調関連

X-E3ではハイライトトーンやシャドウトーンを-2~+4の範囲で設定できます。

富士フイルムのカメラはデフォルトではコントラストが強めの設定となっているので、常時ハイライトトーン-2(とシャドウトーン-1~-2)をかけている人も少なくないようです。

私は、屋外で撮影する際はハイライトトーン-2をかけることが多いです。逆光で暗所を持ちあげたい場合には、シャドウトーン-2をかけることが多いです。

ダイナミックレンジは基本的に常にAutoにしています。

 

ISO Auto

ISOは基本的にオートに設定しています。カメラが優秀なのでオートでも滅多に困りません。基準ISO感度200、上限ISO感度12800、低速シャッター限界1/125で設定しています。

上限ISO感度は3200くらいにする人も多いと思いますが、私としてはノイズよりもとにかく手振れを防ぎたいので12800に設定しています。狙わないノイズは味とも思えますが、狙わない手振れは失敗なので。それ以前に、ISO12800まではふつうに常用感度として使えると思います。

低速シャッター限界は腰を据えて撮影するタイプの方は1/60くらいの方も多いと思います。私は、歩きながら撮るようなことも多いので1/125としています。

色関連

カラー0、ホワイトバランスは常にAutoにしています。

特に、ホワイトバランスはオートホワイトバランス(AWB)のときのみ特別な処理をしているという話ですので、それを尊重してAWBのままにしています。

あまりじっくり腰を据えて撮影するようなカメラではないですし、撮影時はパパっと撮ります。色相・彩度・色温度を調整したい場合は現像時に調整するようにしています。

 

ノイズリダクション

ノイズリダクション-1にしています。富士フイルムはノイズリダクションがきつく、塗り絵のようになっているという話をどこかで読んだからです。また、暗所撮影でノイズが乗るのはある意味、味になるので、特にノイズの発生を恐れていません。

ノイズリダクションの増減による画質の変化については、特に自分で検証はしていません。

ただ、X-E3は手振れ補正無しですし、X-E3のような小型カメラでは手持ち撮影が基本かと思いますので、ISO感度をあげてシャッタースピードを稼いで手振れを防ぐということはよくやります。そのため、ノイズリダクションを下げるのはどうかな?とも思っています。

この辺は更なる検証が必要と感じています。

 

フォーカス設定

AF+MFはONにしています。特に切るメリットを感じないです。たまに難しい場面でオートフォーカスが迷うので、その際はレンズのピントリングを回して微調整します。

MFアシストはPEAKにしています。色はデフォルトは白だと思いますが、赤に設定した方が見やすいかと思います。

 

シャッター方式

MSにしています。電子シャッターはシャッタースピードを1/4000以上にできるようですが、特に必要性を感じません。

電子シャッターにするとモアレが発生する場合があるらしいので、そのリスクを回避するためにメカニカルシャッターにしています。特に詳しい検証はしていませんが、特に通常使用ではメカニカルシャッターで困ることはありません。

静音にしたい場合は電子シャッターにする必要があるかと思います。

 

消費電力設定

パフォーマンスがデフォルトでスタンダードになっております。ハイパフォーマンスという設定もあります。

ハイパフォーマンスに設定すると、電池の消費が速くなる一方、

  • 自動電源OFFからの再起動が速くなる
  • AF速度が速くなる

というメリットがあるようです。実際に試してみたところ、ほとんど差異を感じなかったので、ここはデフォルトのままのスタンダードにしています。

 

タッチパネル設定

X-E3のタッチパネルでは、タッチAFにくわえ、フリック操作にいろいろな機能を割り当てて使用することができます。

ただし、X-E3のタッチパネルの感度は及第点くらいはありますが、めちゃくちゃ高性能というほどでもありません。タッチAFをONにしていると、フリック操作があまりうまく認識されないです。

私はタッチAFをOFFにして、

上フリック:顔認識

左フリック:フラッシュ

下フリック:ISO感度

を割り当てています。4方向にフリック操作を割り当てると誤認識が多いし、あまり割り当てたい機能もないので3方向にとどめています。

しかし、どの方向にどの機能を割り当てたか忘れがちで、結局Qボタンから全てやってしまう傾向にあります。

 

関連記事:

Fujifilm X-E3を購入した。なぜオリンパスやソニーではなくフジを選んだか。

Fujifilm X-E3を購入した。なぜオリンパスやソニーではなくフジを選んだか。

Fujifilmのミラーレス一眼カメラ、X-E3 + XF23mmF2 R WRを購入しました。

作例付きのレビューは別の記事で公開しておりますが、今回 の記事では購入にいたった経緯をご紹介したく思います。

 

なぜミラーレスにしたか?

そもそもなぜデジタル一眼レフではなく、ミラーレスにしたか。

ほんの数年前までは、「ミラーレス一眼なんて画質が中途半端で、持つ意味がない」と言われていましたが、現代のミラーレス一眼の進歩は著しいです。ここ最近は「ミラーレス一眼はデジイチを超えた」などと言われることが多いです。

 

一番のメリットは軽量性。一眼カメラを初めて購入する方は見落としがちなポイントですが、軽量性は趣味のカメラにとって一番大事な要素です。初めての一眼を買ったけれど、重くてタンスで眠っているという話はめちゃくちゃよく聞きます。

画質についてはミラーレスと一眼レフの差はほとんどなくなってきています。であれば、軽量性に優れるミラーレス一眼の方が優秀ということです。

なぜ富士フイルムのカメラにしたか?

ミラーレス一眼の世界には、フジのライバルとしてオリンパスやソニーもいますが、彼らと比べた富士フイルムの特長は次のようなものがあります。

  • JPEG撮影時の色が綺麗である。
  • カメラ自体のデザインが秀逸。
  • 軽量で取り回しがよく、機動力がある。
  • 単焦点レンズの銘玉が多い。

 

前者2点「JPEGの色」「カメラのデザイン」は主観的な話ですが、富士フイルムのカメラを買う人は、これらの点が決め手となって購入する人が非常に多いです。カタログスペックよりもフィーリング・直感重視の選択といえるかもしれません。

 

オリンパスのOM-Dシリーズのイメージは「優秀」「便利カメラ」です。軽量性、ズームレンズの画角カバー範囲の広さ、センサーゴミ除去機能の高さ、手振れ補正などなど、機能面では間違いなく一番使いやすいです。画質とカメラデザインがどれだけ重要かによりますが、非常に良いカメラです。

 

ソニーはフルサイズの重い・高い・高画素数のミラーレス(α7、α7R2などなど)をいっぱい出しており、「カタログスペックの鬼」というイメージ。APS-Cサイズのα6500はどちらかというとフルサイズシリーズのおまけのようなイメージで、レンズの充実度は低いです。

 

以上から、軽量のミラーレスであれば富士フイルムかオリンパスの二択。画質重視なら富士フイルム、機能重視ならオリンパスというイメージかと思います。

 

画質・作例

せっかくなので、少しだけ作例を掲載します。画像サイズを下げるために画質は落としています。

その他作例については、下記記事をあわせてご参照ください。

https://linguo-inst.com/entry/x-e3_xf23mm/

 

カメラのデザイン比較

カメラのデザインは以下のような感じです。

拡大画像:

  
左からSonyのα6500、オリンパスのOM-D E-M10 MarkII、FujifilmのX-E3です。Sonyはレンズキットが無いので、ボディのみの写真になっています。オリンパスだけ上部に突起があるのが特徴的です。

オリンパスのカメラは「ガジェット」感があり、富士フイルムやソニーのカメラは「カメラ」感のあるデザインになっているように思います。

SonyとFujifilmは正面から見るとそこまで変わらないように思うかもしれませんが、上部ダイヤルや細部の作りこみで、実物を見ると圧倒的にFujifilmがかっこいいと思います。

富士フイルムのミラーレスの軽量性

ミラーレスカメラの軽量性においては、富士フイルムとオリンパスは非常に優秀という印象です。Sonyはやや劣ります。

とりあえず、ズームレンズ1本付けっぱなしと考えて、各社のミラーレスカメラの重量比較をしてみましょう。レンズは軽量なミラーレスに見合う軽量設計のものをなるべく選んでいます。

 

  • 富士フイルム+ズームレンズ

ボディ:X-E3 (287g)

レンズ:XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II (195g)

合計:482g

 

  • オリンパス+ズームレンズ

ボディ:OM-D E-M10 MarkII (351g)

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ (93g)

合計:444g

 

  • ソニー+ズームレンズ

ボディ:α6500 (410g)

レンズ:E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS (116g)

合計:526g

 

ズームレンズでは、意外と各社似たような重さ(500mlペットボトル1本程度)で組むことができました。しかし、この中ではやはり、FujifilmのXC16-50mmF3.5-5.6 OIS IIがレンズの画質評価が格段に良いです。

 

※ソニーのズームレンズとしては、画質を考慮して上記の軽いものよりも、Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Zを選ぶ方が多いかと思います。この場合レンズ重量が308g、合計重量718gと、結構しんどい重さになります。

 

※富士フイルムは、電動ズーム式のXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ (135g)を先日発売していますが、このレンズは評価が定まるまでやや待ちたいところ。もし評判が良ければ、X-E3に付けるズームレンズはこれ一択かと思いますが、電動ズームがやや微妙というクチコミもあり。

 

なお、X-E3の標準キットレンズであるXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS (310g)は、X-E3に付けるには重すぎるとの声が多いです。X-E3を購入される際、ズームレンズキットを検討されている方はほんとうにその選択で良いかどうか慎重に検討しましょう。

 

単焦点レンズの豊富さ

富士フイルムは、X-E3に付けたいような軽量単焦点レンズのラインナップが非常に充実しています。中でもオススメなのが以下のF2シリーズ。

  • XF18mmF2 R (116g)

富士フイルムには珍しいパンケーキレンズで、軽くて扱いやすいのですが、換算27mmのやや微妙な画角(iPhoneと同じ画角なので、現代人に馴染みのある画角といえるかもしれませんが)。風景用とストリートスナップや室内用に対応できる、と言ってみればいいかんじにも思えてきますが、風景用にはやや狭く、ストリートスナップ用にはやや広いという感じかもしれません。まあ、画角は人それぞれの好みが激しいので、一般化できる話ではないですが。風景に特化したいなら、XF14mm (235g)やXF16mm (375g) というレンズがあります。

 

  • XF23mmF2 R WR (180g)

(ブラックもあります)

銘玉です。より高級なXF23mmF1.4 R (299g) もありますが、画質は微差ですので、X-E3に付けるには軽くて防塵防滴のXF23mmF2をお勧めします。

なお、X-E3の単焦点レンズキットにはこのレンズが付属します。公式にもX-E3に付ける単焦点レンズとしてオススメということでしょう。

 

  • XF35mmF2 R WR (170g)

より高級なXF35mmF1.4 R (186g)もあります。こちらのF1.4Rは富士フイルムでも一、二を争うほどの銘玉で神レンズと呼ばれており、しかも軽量です。したがって、防塵防滴が必要なければF1.4Rがいいでしょう。

 

  • XF50mmF2 R WR (200g)

このレンズには、Fujifilm社内に焦点距離が近いライバルレンズが2つあります。XF56mmF1.2 R APD (404g)とXF60mmF2.4 R Macro (213g) です。前者はポートレート撮影に特化したレンズです。重くて高いけど画質は最高(ただし寄れない)。後者はマクロ撮影ができます。XF60mmはオートフォーカスが遅いと言われているので、その点はご注意を。

これら二つのレンズと比べて、XF50mmは何かに特化しているわけではなく、何でもできる軽量万能レンズという感じです。ボケは綺麗ですし、それなりに寄れます。

 

これらF2シリーズは、「軽量性を重視しつつ画質は文句無し」という、富士フイルムの理念を体現する素晴らしい単焦点レンズシリーズです。富士フイルムはこれがあるので、この良さが分かる人にとってはなかなか他社のカメラを使う気がおきません。

 

 

F2シリーズ以外で、富士フイルムの軽い単焦点レンズといえば以下があります。

  • XF14mmF2.8 R (235g)

風景用レンズは14mm, 16mm, 18mmのどれを選ぶかかなり難しいです。14mmはパースがかなり付くので人物撮影や物撮りには使いづらく、風景に特化した画角といえます。

 

  • XF16mmF1.4 R WR (375g)

重さと価格が大丈夫であれば、風景用+ストリートスナップ用の広角レンズとしてはこちらの16mmがちょうどいいと思います。

 

  • XF27mmF2.8 (78g)

富士フイルムには珍しいパンケーキレンズ。換算40mm余りというあまり一般的ではない画角ですが、X-E3に付ける標準レンズとしてはかなり相性が良いと思います。

 

  • XF35mmF1.4 R (186g)

上述のとおり、良い単焦点レンズの多いFujifilmの中でも一、二を争う銘玉です。

 

  • XF60mmF2.4 R Macro (215g)

マクロ撮影がしたい方に。AFが遅いのは要注意。

 

楽しくて、少しレンズを紹介しすぎてしまいました。

 

なぜX-E3にしたか?

今、富士フイルムのミラーレスから選ぶならいろいろと選択肢があります。

現行機種ではX-Pro2、X-T2、X-T20、X-E3、X-A5、X-A3があります(X-H1はとりあえず選外)。

型落ちでは、X-Pro1、X-T1、X-T10、X-E1、X-E2辺りも選択肢にあがりやすいです。

さらに、レンズ固定式ですがX100Fという非常に優秀な高級コンデジもあります。

 

この中でX-E3と迷いうるとしたら、X-T2、X-T20、X-E2、X100F辺りでしょうか。

単純に言ってしまえば、

防塵防滴ならX-T2。チルト液晶が必須ならX-T20。型落ちで良ければX-E2。レンズ交換をしないならX100F。

X-E3の特徴としては、

  • 軽い。
  • ジョイスティックならぬ「フォーカスレバー」(AFスティック)がついており、使いやすいと評判。
  • タッチパネル対応。ただしこちらは「まあ使える」というくらいの評判。
  • 内蔵フラッシュが無い。

またX-E2と比べると、オートフォーカスのスピードを含め、全体的に少しレベルアップしています。

 

X-E3 + XF23mmF2 R WRとX100Fの比較はドツボにはまると延々とハマりつづけますが、ポイントだけ挙げると以下のような感じ。

  • X100Fについているレンズは23mmなので画角は同じ。
  • 描写はX100Fが解放付近でゆるめ。
  • 撮影可能最短距離はX100Fの方が短い(=X100Fの方が接写が得意)。
  • デジタルテレコン機能があるため、X100Fはレンズ交換せずとも50mm・70mm相当での撮影が可能。

デジタルテレコン機能は一見邪道のようですが、それほど画質に悪影響なくふつうに使えると評判です。レンズ交換式のX-E3にもぜひつけてほしい機能。

 

私がX-E3を選んだのは、主に以下の理由からです。

  • 肩こりが酷いこともあり、軽量性を特に重視する。
  • スナップ撮影をするので、AFは速ければ速いほど良い。
  • 画質はなるべく良い方が良い。
  • 防塵防滴やチルト液晶は不要。
  • フォーカスレバーがあるのでピント合わせが速い。

実際に使ってみてとても満足しています。

ピント合わせについては、速さ重視の場合にはフォーカスレバーで移動するよりも、半押しでピントを合わせてからカメラの向きを変えてフレーミングを行う方が速いです。

ただ、ある程度以上カメラの振りが大きい場合はコサイン誤差が気になるので、基本的にはフォーカスレバーである程度ピント合わせをしたい点までフォーカスポイントを動かしてからピント合わせをしています。というわけでフォーカスレバーはかなり役立っています。

フォーカスレバーがあって軽量のカメラとなると、現状はX-E3一択です。

なぜ単焦点レンズキットにしたか?

上述のとおり、ズームレンズキットに付属のズームレンズXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS (310g)は、X-E3に付けるには重すぎます。

X-E3の軽量性を尊重するのであれば、ズームレンズが欲しくてもズームレンズキットは買わない方がいいと思います。

標準ズームレンズが欲しければ、単焦点レンズキットまたはボディのみで購入したうえで、ズームレンズは別のものを購入した方がいいのではないかと思います。具体的には、X-E3に標準ズームレンズを付けるなら以下の2つのどちらかでしょう。

XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II (195g)

XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ (135g)

 

 

今回の記事では、X-E3を選ぶまでに調べたことなどをまとめましたが、

次回以降でX-E3に施した設定や実際に使用してみたレビューを書いていきます。

 

関連記事:

https://linguo-inst.com/entry/x-e3_xf23mm/

Fujifilm X-E3と同時購入したアクセサリーや設定について。


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